| 2011/04/23(Sat) 19:05:00 編集(投稿者)
> 角パイプの柱には、bcr295やstkr400が多く使われ、そのパネルゾーンにはsn490cやsn400cを使いますが、梁はss400が殆どです。経済的な理由が大きいと思いますが、なぜ柱だけが、より強度を求められるのでしょうか?
梁というよりは、H形鋼は、ということだと思います。柱のH形鋼も同様だと 思いますので。
また、柱により強度が求められるのか、というのは、直接この場合の理由とは、 ならないと思いますが、強いていえば、大地震時に柱から崩壊するのを防ぐため、 ということになるのでしょうか。
なお、BCRやBCP材ではなく、STKR材を選択するのは、H形鋼が、SN材ではなく SS材を選択するのと同じ理由と思います。ランクとしては、STKR材はSS材レベル でしょうから。
> また、梁に取り付けるガセットはss400であることが多いと思いますが、なぜsn材でなくてもよいのでしょうか?
SN材やBCRやBCP材を、選択する理由は、大地震時の塑性域での耐力(変形対応 力)を確保するのが一つの理由ですので、その面からいえば、大地震時耐力に 直接関係ない、小梁とその仕口は、(柱や大梁ほど)選択する理由が薄れるから かもしれません。
> 何か、構造計算上の告示等で決められたことでもあるのでしょうか?
ないと思います。
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