宮之城高校の被害状況

宮之城高校の校舎は、1階建て,2階建て,3階建

て部分が階段状に連なった北棟と、総3階建ての2

つの建物を渡り廊下でつないだ建物です。

2棟の建物とそれらより新しい体育館があります。

被害の状況は、北側の棟が古く1階部分は壊滅状態

南側の棟は北側より新しく1階の柱にクラックはあ

るが、被害は少なかった。

体育館は、ほぼ無傷の状態です。

北棟、南棟共妻側の被害は小さかった。

建設当時の構造設計基準の欠陥が被害の違いを表し

ている現場です。

写真データーの為重たくなっていますが、取りあえ

ず一部を掲載します。御了承下さい。

柱が破壊され、建具等が押し潰されている。
A、耐力壁がX状に破壊されている。
①、上の写真の右側にある柱の頭部である。
②、同上の柱脚部である。
同上柱脚部の拡大写真である。
①の裏側(外部)の状況。
②の裏側(外部)の状況。
←上の腰壁、梁。

A耐力壁の左にある柱の裏側(外部)の状況

腰壁が柱を破壊している。

←下の腰壁。

北棟の北側面の被害状況。

偏心率が大きかったのか、同棟の北と南で被害が

大きく違っている。

北棟の北側面の被害状況。
北棟の北側面の被害状況。

階段室の壁。

北棟の南側面の被害状況 。

北側面の柱より柱の移動は少ない。

北棟の南側面柱頭部の被害状況。

出窓上下の水平スラブの位置で破壊されている。

縦にクラックが入っているのは当時木製サッシ

をアルミサッシに取り替えるときにカッターを

入れた場所が割れている。

北棟の南側面の被害状況を観ると3階建ての1階柱

から1階建ての1階柱の順で破壊が大きくなってい

るのが分かる。

南棟の南側面の被害状況。

北棟の被害と比べて被害が少なかった。

南棟の南側面の被害状況。

北棟の被害と比べて被害が少なかった。

南棟の南側面の被害状況。

北棟の被害と比べて被害が少なかった。